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日本の修士・博士の減少について思うこと

以下の記事が話題になっていた。

 

 修士・博士:日本だけ減少…研究力衰退あらわ 7カ国調査 - 毎日新聞

 

特に他国と比べて日本の特徴は、自然科学系が日本は多く、人文・社会科学系が少ないらしい。

よく言われているとおりだが、日本の場合、博士までいった後の道が果てしなく険しいというのが周知の事実になってきたからだろうか(文系の方がそれが顕著であるようにも思える)。

私自身、自然科学の修士卒だが、仲間うちでも博士に行くのは人生を博打にかけるようなもので、本当にその学問(研究)が好きな奴しかいかない、というのが共通認識であった(事実、博士にいって研究職に就いているのは、三度の飯より学問が好きな奴であったし、教授陣もそのような人の集まりであった)。

 

ほとんどの自然科学の修士の方は「そこまでできないな」と思い就活をすると思っている(実際、私は研究職に就くつもりで大学に入ったつもりでいたが、修士時代に、一生その学問を続けるのは難しいと思い、就活をする決断した)。

ただ、現在社会に出て、自身の専門分野と違う勉強したいと思うようになった。リカレント教育というのも流行ってる(?)中、LIFESHIFTのリンダ・グラットンの言っているように、今後「大学 →  社会人 →  大学・・・」と行き来するのは悪くないように思える。

(1回社会に出た後、「学問の場」という貴重さを身をもって感じる中、改めて学ぶ学問を選ぶのは良いことだと思う。)

 

最も長寿である日本が推進していくのは上記のロールモデルではないだろうか。

今後、実学の学べる大学の整備されていくといいなぁ。